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「『整形顔』『太っていたほうが可愛い』と言われたことも…」2年半で40キロ減量した女性が語る、ダイエット後に起きたこと

ダイエット系インフルエンサー・トレえみさんインタビュー #2

2022/09/04
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トレえみ 私が痩せてしまって、裏切られた気分だったのだと思います。私もかつて、そういう気持ちを抱いたことがあるから、わかるんです。

 誰かがダイエットを始めたり、いい方向に変わろうと行動を起こしたりすると、不安になるんですよね。自分は変わらないままなのに、どんどん変わっていくその人の姿が眩しくて、悔しくて。

 私のダイエットをよく思わない人のなかには、なんとかして私が痩せないように、ダイエット中に邪魔をしてくる人もいましたね。

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「私を大事にしてくれない人」とは距離を置いた

――どんな邪魔をされたのでしょうか。

トレえみ レストランでサラダを注文しようとしたら、「あなたはそんなキャラじゃないでしょ!」とカロリーの高い食事を勧められたり。

――それに対しては、どう対処したのですか?

トレえみ そういうことをしてくる人に対しては、「私は痩せたくて頑張っているから」とはっきり伝えましたね。それでわかってくれない人には「健康診断で食生活を見直せって言われた」「お医者さんにコレステロール値を注意された」と言いました。そうすればさすがにカロリーの高い食事を勧めてこないので。

 それでも邪魔をしてくる人たちとは、距離を置きましたね。「私が不健康になっても構わないような、私を大事にしてくれない人」ってことですし。

――先ほど「減量前は、他人にけなされても『私を求めてくれている』と思うと嫌とは言えなかった」とおっしゃっていました。減量後は、人との付き合い方も変わったのですね。

トレえみ 自分が心地よい他人との距離感を、ちゃんと測れるようになったんだと思います。以前は、ひとりでいるとネガティブなことばかり考えていました。だから、たとえ私を傷つける人でも、誰かの隣にいたかった。

 でも、減量してから外に出るようになって、楽しみがたくさん増えて。ひとりの時間を楽しめるようになったから、ひとりが怖くなくなったんです。「もう誘われないかもな」って思っても、行きたくない飲み会や付き合いを断われるようになりましたね。

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