1ページ目から読む
2/5ページ目

「キンプリが分裂したことで、一緒に推し活をしていた仲間が分裂しはじめました。辞めるメンバーを非難する人、反対に残るメンバーを叩く人、辞めるメンバーの大ファンだったのに、残るメンバーに鞍替えした人……。それぞれの気持ちはわかるけれど、彼女たちにどんな態度を取ったらいいのかわからず泣いてばかりいます。ほんの少し前まで、コンサート会場で写真を撮ったり、可愛い参戦服を選んだり楽しいことだらけだったのに。新曲(※King & Princeの「ツキヨミ」)も1枚は買いましたけど『買いまくってティアラの存在感を示そう!』みたいな強い気持ちには自分はなれません。

 今は街で彼らのポスターを見ると胸が痛くなるし、彼らがCMするクリスマスケーキも予約しちゃったけど、どんな気持ちで食べていいのかわかりません」(Bさん・20代)

 Bさんにとって精神安定剤であり幸せを運んできてくれる存在だったキンプリが、今では悲しみの蔓となって彼女の胸を締め付けています。

ADVERTISEMENT

脱退について語った動画(ファンクラブサイトより)

 キンプリが登場するCMを見ると辛い気持ちになるようでは、彼らをキャラクターに起用した意味がなくなってしまいます。

「“ずっとそばにいるから”とか軽々しく言わないでほしい」

 他には「キンプリのことを信じきれなくなってきた」という悲しい心境を吐露する人もいました。

「私は他のファンのみなさんみたいに心が広くないかもしれません。アイドルというものが、信じられなくなりました。キンプリの辞めるメンバーのファンでしたが、彼は結局ファンやグループより一緒に辞める仲間に合わせたんだなと思ってしまいました。キンプリはすごく恵まれていると思うし、その恩恵を受けるなら引き換えに我慢しなくちゃいけないこともあるでしょう。自分の夢もあるだろうけど、一度は自分で選んだ場所でファンのそばにいることは、アイドルとしての誠意じゃないですか? こんなことになるなら“ずっとそばにいるから、オレたちのそばにいて!”とか軽々しく言わないでほしい。アイドルやるなら『10年は辞めない』くらいの契約をしてほしいくらい。今後もし誰か好きになっても“どうせ最初だけだ、調子いいこと言って嫌になったらすぐ辞めるんでしょ”なんて思うようになってしまって……。それに何より、彼らが辞める決断をするしかなかったことが悲しいし、彼らが夢を持って活動できる場を与えられなかった事務所が恨めしい」(Cさん・30代)

King & Princeのデビューシングル「シンデレラガール」

 たしかに多くのアイドルは「ずっとみんなのそばにいるよ!」と言います。これはファンと交わすエンゲージなのですが、反故にされるとどうしても切ない不信感が残ります。夢を守りながら共に歩ける道を模索できるといいのですが。