ジャニーズファンならずとも驚愕に震えた滝沢秀明さんの退社とKing & Princeのメンバー脱退騒動。これまではジャニーズ内でトラブルがあっても沈黙を守ってきたファンたちの中にも、今回ばかりは「私の推しは関係ないから」とスルーできずにいる人が多くいるようです。

 SNSには「ティアラをなめるな」「ティアラはキンプリを救いたい」などのハッシュタグが踊り、楽しくなごやかなはずの推し活の場が荒れています(※ティアラはKing & Princeファンのファンネーム)。

 本稿を執筆するにあたり、編集部から興味深い話を聞きました。普段ジャニーズファンにとって文春オンラインは“天敵”に近い扱いですが、今回は様子が違い、こんなメッセージが複数人から届いているというのです。

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King & Prince(Johnny's netより)

「いつもは全く信じてないし大嫌いだけど、今回だけはあなたたちだけが頼りである。とても不本意で悔しいが、本当のことを伝えてくれそうなメディアが他にないので仕方ない。お願いだからどうかキンプリを助けてほしい」

 ファンがこんなSOSを出すほど追いつめられていることを、ジャニーズ事務所は決して甘く見るべきではないと思います。

「キンプリでさえ希望を失ってしまう環境ってどういうことなんだろう」

 私のもとにも、不安に揺れるファンたちからの悲痛の声がいくつも届いているので、その一部を紹介します。

「私はSnow Manを応援している者ですが、今回のことがあって不安で仕方ないです。友人からは『Snow Manは人気があるから問題ないんじゃないの?』などと言われますが、キンプリこそ人気だし、ジャニーズの王道ど真ん中じゃないですか。そのキンプリでさえ希望を失ってしまう環境ってどういうことなんだろうと思ったら、とても“ウチは関係ありません”なんて思えません。それにSnow Manは滝沢さんが育ててきたグループですし、少しずつ何かが変化してしまうんじゃないか、という不安はあります。胸に憂鬱が住み着いてしまったようです」(Aさん・40代)

左から永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀 ©文藝春秋

 ファンからも愛され、事務所からも期待され、仕事も順調に増えていたキンプリでさえ続けられない状況、をAさんは心配していました。

 分裂したメンバーの“代理戦争”のような事態もファンの中では起きているようです。