文春オンライン

連載この鉄道がすごい

JR東海が本気で作った位置情報ゲーム「まるで桃鉄」を遊んできた

割引ききっぷを駆使して新横浜から参戦!

2023/03/24

genre : ライフ, , 娯楽

note

 チェックポイントは東海道新幹線全駅と在来線33駅、その周辺のスポット。そして「リニア・鉄道館」だ。JR東海エリアの在来線も含むから、わざわざ旅に出なくても、通勤通学ルートにチェックポイントがあれば毎日資産ルーレットを回せる。同じ駅でも4時間経てばまた資産ルーレットを回せるから、1日数回のチェックができる。

 だからこのゲームはJR東海エリアに住んでいる人が圧倒的に有利といえる。しかし東海道新幹線は、東京から新大阪まで駅がある。チェックはGPSで行い、改札外でもOK。つまり新幹線駅付近を通る人も上位を狙える。上位でなくとも飛び賞のチャンスはある。なにしろ無料だ。気軽に参加できる。

「EXこだまグリーン早特」で名古屋へ!

 真面目で固い印象のJR東海が作ったゲーム。どれほどのものか興味深い。そこで2月の休日に日帰りで遊んでみた。

ADVERTISEMENT

 新横浜から出発し、目指すは「リニア・鉄道館」だ。ここではコラボを記念して、展示している機関車に特製ヘッドマークを付けているという。さっそく観に行こう。

 往路のきっぷは「EXこだまグリーン早特」を使った。このきっぷはオンライン予約システム「スマートEX」と「エクスプレス予約」で3日前まで購入できる。私の東海道新幹線の最寄り駅、新横浜から名古屋までの乗車券、グリーン指定席料金の合計は9060円。正規のグリーン指定席より5030円も安い。しかも普通車指定席より1370円も安い。これを使わない手はない。

「こだま」だから遅いけれど、東海道新幹線の各駅に停車して、確実に資産ルーレットを回せる。まるでこのゲームのためのきっぷだ。

新横浜駅で駅スポットを記録。援助金ルーレットを回す。GPSでエリア判定しているため改札外でもOK

 まずは新横浜でルーレットを回す。2000万円を獲得。駅弁とお茶を買って列車に乗り込む。東京駅と品川駅は前の週に用があって通りがかったときにチェックイン済みだ。