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テレビや出版社に電話して「あの記事は違うんです」 ”沼の底”から救ってくれたのは千原ジュニアだった TKO木下&木本が語る芸能界「天国からの転落」

TKOインタビュー #2

source : 週刊文春

genre : エンタメ, 芸能

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「こうなってしまった今は、上がるしかない」今後の展望

――アルバイトもしていたそうですね。

木本 いくつか掛け持ちして、フローリングのワックスがけのバイトとか。以前から趣味だった映像編集の仕事もいただきました。先日も、全く知らないご夫婦の結婚式のお祝いVTRを僕が編集したんですよ。それは僕がやったなんて絶対知らない方が幸せだと思うので、お伝えしていないです。

 賃貸マンションの家賃も、家族も養わなきゃいけない。でも例えば一晩、朝までアルバイトで働いても日給1万円いくか、いかないか、じゃないですか。その現実を改めて味わって、もう一度始めるという気持ちです。

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©松本輝一/文藝春秋

――復帰を宣言して、これからTKOは何を目指すのですか。

木下 自分たちが何者かわからなくなって、見失ってました。今「転落」したからこそ見える景色があります。相方も落っこちてきて「不祥事コンビ」として同じ景色を見ていますんで。

 一生かけても「落ちてよかった」なんて言葉たぶん出てこないですけど、でも実際にこうなってしまった今は、上がるしかない。自分たちのモチベーションとして、僕らが一番好きなコントをやります。47都道府県をライブで回るつもりです。僕らのところ来てくださいじゃなくて、僕たちから皆さんのところへ行きます。

木本 まずは活動して、発信していきます。今の段階で「どんどん地上波に~」なんて、とても言えないです。

 タレントってどうしても「今の時期はこういう面を見せたい」「こういう風には見せたくない」とか、戦略ってあるじゃないですか。でも僕ら、今、丸裸ですから。

 この状態でどこに呼んでもらっても、不祥事のこと含めて何でも喋らせていただきたいです。僕らの今の状況を笑いにしていただくって現場でも、もちろん喜んで!

テレビや出版社に電話して「あの記事は違うんです」 ”沼の底”から救ってくれたのは千原ジュニアだった TKO木下&木本が語る芸能界「天国からの転落」

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