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「早指しが弱いって言われていたけど…」プロも脱帽する藤井聡太竜王“グランドスラム(4棋戦制覇)”のすごさ

「早指しが弱いって言われていたけど…」プロも脱帽する藤井聡太竜王“グランドスラム(4棋戦制覇)”のすごさ

観る将アワード2022/2023レポート #2

2023/05/27
note

遠山 いきなり木村かずこが来たんですか。それは大変ですね。

深浦 大変ですよ。

遠山 二人の解説がほんと面白くって、私も見いっちゃいました。

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深浦 でもほんとすれすれだと思いますよ。怒られるすれすれ(笑)。

遠山 わははは(笑)。

2時間の無料動画をアップしながらA級棋士に昇段

――3位が中村太地八段です。コメントご紹介します。

 A級昇段おめでとうございます。

 鈴木肇アマとのYouTubeは仲良しでほっこりさせてくれます。ABEMAやイベントの大盤解説はわかりやすく、対局者への敬意があり見ている人への配慮も感じられとても好きな解説者の一人です。

(40代・女性)

――中村太地先生は、YouTubeでの発信も人気で、2時間を超える角換わり理論の動画は、27万回再生されているそうです。

遠山 A級棋士が2時間の無料動画をアップするってすごいことですよね。私は書く側ですけど、表に立ってやるといいこともあるけど、大変なことも多いんですよ。そんななか発信を続けA級に上がったのは、素晴らしいことだと思います。

深浦 新会館建設のクラウドファンディングの委員もやっておられて、毎回、新しい期になるたびにLINEで告知お願いしますと連絡をくださって。

遠山 中村さんから連絡があると、棋士もやりますよね。中村さんがやらなくてもいいようなことも、中村さんがやっていて、本当に情熱があってすごいなと思います。

順位戦でA級に昇級を果たした中村太地八段 ©文藝春秋

解説だけでなく、インタビューなどでも面白い発信がたくさん

――ほかには、高見泰地七段や山口恵梨子女流二段、藤森哲也五段、飯島栄治八段、あと朝日新聞の村瀬信也記者などに応援の声が投じられていました。では大賞を決めていきましょうか。木村かずこは……。

深浦 木村かずこは、選ばなくていいと思いますよ(笑)。佐藤天彦さん、前期は辛いこともありましたが、ベストパフォーマー賞にふさわしい活躍だったのではないでしょうか。名人戦の解説は、来年だと忘れちゃうから今回に組み入れていいのではないかと思います。

遠山 そうですね。解説だけでなく、インタビューなどでも面白い発信がたくさんありましたよね。

深浦 存在感ありましたよね。

――では、ベストパフォーマー賞は、佐藤天彦九段に決定しました。

受賞の言葉(佐藤天彦九段):

「この度は観る将アワード『ベストパフォーマー部門』の賞をいただきまして、本当にありがとうございます。

 僕自身の目から見て純粋に楽しいと思える将棋やその内容を皆さまに知っていただき、少しでも多くの方に僕が感じている楽しさが伝われば幸いです。

 今後、棋士それぞれが互いの将棋の良さを語り合えるような雰囲気になればより楽しい観戦環境をご提供できると思いますので、微力ながら僕も力を尽くしていければと思います」

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