1ページ目から読む
2/2ページ目

3度目の不倫騒動で代償を負ったが…

 直後の主演ドラマ「同窓会」では清純派から脱却。

「新婚の夫がゲイだったことに苦悩する妻役で、路上で出会った山口達也と工事現場で立ったままの濃厚な濡れ場を演じた」(同前)

 翌94年には2歳年上で同じモルモン教徒の会社員と結婚。3児に恵まれる。ところが結婚23年目の17年、家族ぐるみの付き合いがあった50代医師とのW不倫を小誌が報道。

ADVERTISEMENT

「斉藤は会見で不倫を否定したが、その後『FLASH』がキス写真、医師がパンティを頭に被った写真を掲載。『お相手の男性に、女優としても、女性としても、頼りすぎてしまいました』と不倫を認める文書を発表することに」(前出・記者)

芸術選奨受賞 1985年7月31日撮影 ©共同通信社

 代償は大きく、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の出演を辞退するなど一時休養。だが翌年、映画「三度目の殺人」の演技でブルーリボン賞助演女優賞を受賞する。

「是枝裕和監督は『本質を直接言わずに表現してくれる芝居をする』と称賛。以降、女優業は順調で、今年もドラマ『大奥』や『Dr.チョコレート』での怪演ぶりが話題を集めた」(同前)

 人生で一番大切なのは「やろう、と思ったら後回しにしないこと」だという斉藤。不倫からの“卒業”を果たせば怖いものはない。