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巨人・原辰徳監督が解任3日前に文春記者に明かしていた“ホンネ”《電話をすると悲壮感を全く漂わせない前向きな声色で…》

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 2年連続Bクラスが確定し、10月4日に退任が報じられた読売巨人軍の原辰徳監督(65)。その直前、原氏は「週刊文春」の直撃取材に応じ、3年契約の最終年となる来季の続投について「そのつもりで頑張っております!」などと語っていた。

元暴力団員に1億円払ったことも ©時事通信社

 巨人の監督問題は、山口寿一オーナー(66)が9月29日、原監督の去就について記者団に対し、以下のように述べたことで、3年契約の2年目でありながら、事態は一気に緊迫化していた。

「来季のことは真剣に考えなきゃいけないと思っています。契約についてどう考えるかも含め、真剣に考える必要があるだろうという考えですね。今日の段階では何とも言えない」

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読売巨人軍の山口オーナー ©時事通信社

 巨人担当記者が解説する。

「原は2019年、3度目の監督就任に当たり、山口氏に『好きにやらせてほしい』と条件を付け、事実上、編成面も掌握する“全権監督”となりました。年俸も指揮官として推定2億円、編成権を持つ事実上のGMとして推定1億円、計3億円と高額です。ところが9月29日、今季のBクラスが確定。同一監督での2年連続Bクラスは球団史上初で、優勝した宿敵・阪神には6勝18敗(1分け)と惨敗する屈辱を味わいました。原は2021年オフに3年契約を結び直しており、来季が契約の最終年ですが、電撃解任も取り沙汰される事態となっていたのです」