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さて、肝心の味はというと、これがなかなか悪くない。えびせんはパリパリと軽やかな歯ごたえで、ヤミツキ感あり。普段の富士そばでは味わえない食感が新鮮だ。
つゆに浸かってしんなりすると、大ぶりの天かす風に変化。とろっとした口当たりになり、そばとも調和する。意外と好評だったのか、上野店でも取り扱われた。
4位は…
【第4位 ほろほろ肉そば(赤坂店)】
角煮のようにぶ厚いロングサイズの豚バラ肉と揚げ玉がトッピングされたそば。2023年4月に富士そば赤坂店がグランドオープンした際の目玉として販売された。
豚バラ肉を箸で持ち上げるとズシリとした重量感が伝わって、それだけでうれしくなる。「ほろほろ肉」の名のとおり、噛みしめるとほろりと崩れ、甘辛い煮汁がジュワ……。たちまち食欲スイッチがONになる。
店長と常務の2名体制で開発した「ほろほろ肉」は、自家製を徹底。完成までにトータル4時間近くを費やすというから驚きだ。その甲斐があってか、売り上げは1日最大60食ほど(温玉入りの「ほろほろ肉玉そば」も含める)。
1日10食出るか、出ないかの店舗限定メニューがあるなかで、破格の数字を叩き出す。