十月十六日は「孫の日」。祖父母と孫がコミュニケーションを深めるための日なんですって。ボクにも三人の“お孫ちゃん”がいて、そのかわいさにメロメロ……。「孫育て」の本も出したけど、ママパパに歓迎される「育ジイ、育バア」になるには実は、秘訣があるのよ。大事なのは子育てにあまり口を出さずに、ママパパのサポーターに徹するということ。
かく言うボクも大失敗したことがあってね。街でかわいいぬいぐるみを見つけて買って帰ったら、喜ばれるどころか、「なんでこんなもの買ってきたの!」と娘に怒られちゃった。というのも、孫はぬいぐるみが大好きで、既に七つ持っていたの。寝る前にそれを全部ベッドに並べて、順番にミルクを飲ませてあげる……。その儀式が終わらないと眠らないので困っていたらしいの。
他にもステキなブランド物のスカートを買ってプレゼントしたら、「成長して外で活発に遊ぶようになったからキュロットがほしかったのに」と言われたことも。子どもは日々めまぐるしく変化していくから、祖父母の独断だと孫の希望や発達段階とずれてしまうことも多いのよね。実際に子育てしているママパパの都合もある。以来、「これがほしい」と指定されたものを買うことにしたわ。
おばあちゃんに気をつけてほしいのは、自分の育児の知識を押し付けずママの意見を聞くこと。脳科学の進歩で子育ての常識も昔とは一変。例えば、以前は「抱きグセがつくから、赤ちゃんが泣いても抱っこしたらダメ」とされていたけど、抱っこが赤ちゃんの愛着形成に重要なことがわかり、今は泣いたらどんどん抱っこしていいとなっているの。
祖父母の愛は「無償の愛」。この愛は祖父母にしか注げないし、子どもにとって大切なもの。紹介したアドバイスを参考に、ぜひ自分なりの「孫育て」を楽しんでね!