これは、日本は感情を目で読み取り、海外は口で読み取るという文化に関係があるのでは? とも言われていますが、目を紫外線から守るためにはつけたほうがいいでしょう。もしどうしても気になる場合は、透明なメガネに紫外線のカット機能を組み込んだものもあるので、そういったサングラスを使っていただいても問題ありません。

ただわかっておいてほしいのは、持病がありサングラスを使わざるを得ない方もいるということです。「ドライアイが強すぎて目を開けていられない」、「緑内障で眩しくてサングラスをしなければいけない」という人が世の中にはいます。

「サングラスは失礼だ」と切り捨てずにそのことは理解いただければと思います。

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サングラス以外にも紫外線から目を守る方法としては帽子・日傘があります。特に帽子はつばの長い帽子の方が目に光が入りにくく効果的です。帽子・日傘は、直接目に光が入ることを防いでくれるので、積極的に使用いただければと思います。

「充血」「痛み」の症状が出たら眼科へ

では目に紫外線を入れすぎて充血がひどい・痛みがあるという場合はどうすればいいのでしょうか?

まずは眼科に行ってください。特に大きな異常がなければ冷やすというのも一つの手です。冷たくしたタオルを準備し、目をつぶって瞼の上に冷やしたタオルを置く事で冷却して痛みを和らげることが可能となります。

それでは「翼状片」になった場合はどうすればいいのか? これは普段から鏡でチェックして、大きくなっていないかどうかを見ておいた方がいいです。もし大きくなっていたり、ごろつき・みにくさが出てくれば眼科に行くべきです。

また、「白内障」の場合は、日々、視力や見え方をチェックするとよいです。異変を感じたら眼科で相談してください。

「黄斑変性」に関しては紫外線対策も大切ですが、加齢変化なので食事も重要な要素となります。目の生活習慣病とも言われるゆえんです。日々の食生活で、緑黄色野菜を取る事が悪化予防となります。