【N】ためらっている人がいれば、やってみて損はないよ、と背中を押します。遠い世界にあった司法が身近に感じられる経験は、日常生活ではなかなか得られません。おそらく裁判員経験者の皆さんが同じことを思われているのではないでしょうか。

牧野 茂(まきの・しげる)
弁護士
慶応義塾大学法学部卒業。日弁連刑事弁護センター幹事。2010年に「裁判員経験者ネットワーク」を立ち上げ、共同代表に。裁判員制度の推進、改善を目指している。著書に『裁判員制度の10年』(日本評論社)、共著・監修に『高校生も法廷に!10代のための裁判員裁判』(旬報社)がある。
大城 聡(おおしろ・さとる)
弁護士
弁護士。中央大学法学部卒業。「裁判員経験者ネットワーク」共同代表。市民の視点から裁判員制度への提言を続けている。「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)」事務局長なども務める。共著に『増補改訂版 あなたが変える裁判員制度―市民からみた司法参加の現在』(同時代社)、共著・監修に『高校生も法廷に!10代のための裁判員裁判』(旬報社)。
裁判員経験者ネットワーク 2010年に設立された市民団体。裁判員の貴重な体験を市民全体で共有することを目指す。
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