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従来と一線を画す「豪華寝台列車」 どんな客室だったのか?
引退してしまうE26系客車は、北斗星に使用していた24系客車以来、21年ぶりの新造寝台車だった。ステンレス製車体に、外観はシルバーで5色の帯を飾る。さらに全車が2階建てで、客室はA寝台の2人用個室のみ。食堂車と展望ラウンジも連結しており従来の「寝台車」とはまったく違う構成になった。
12両編成で、1号車は「カシオペアスイート」が4室。そのうち1室は車端部にあり、大型曲面ガラスを採用した展望室だ。上野寄りに位置するため、札幌行きの場合は後方展望が楽しめる。
残り3室のカシオペアスイートはメゾネット構造で、階下にツインベッドの寝室があり、上階はソファとテーブルを置いたリビングルームになっている。ソファを引き出すとエキストラベッドとして使えるため、3名での利用が可能だ。
2号車はカシオペアスイートが3室に「カシオペアデラックス」が1室。カシオペアデラックスは平屋構造で天井が高い。
3号車はダイニングカーだ。





