「池袋のポルノ映画館に行ったあと…」大学4年生で初めてストリップを観に行った経緯

――会社を3年で辞めて、ストリップの世界に飛び込むんですよね。もともと、ストリップには興味があったのですか?

宇佐美 大学4年生のときに、友だちと初めてストリップを観に行ったんです。でも、観に行く直前までストリップのことを何も知らなくて。ストリップ劇場がどういう場所で、どんなことが行われてるのかすら知りませんでした。

 

――ストリップについて何も知らないのに、なぜストリップを観に行くことに?

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宇佐美 大学4年生の卒業間際に、好奇心の強い友人と「エロスポット巡りをしよう」という話になり、池袋のポルノ映画館に行ったあと、世界中のバイブが置いてある渋谷のバイブバーに行くことになったんです。

 実際に行ってみたら、池袋のポルノ映画館の居心地があまりよくなかったので、予定より早めに出ることになったんですよ。バイブバーが渋谷にあるから渋谷に移動したんですけど、夜に予約していたからそれまで少し暇になっちゃって。

 どうやって時間を潰そうか考えていたときに、「渋谷にストリップ劇場があるじゃん」という話になったんですよね。

 ホームページを見てみたら、女性は1人2000円(当時)と書いてあったので「女性が行っても良い場所なんだ」と思って実際に行ってみた、という経緯です。

宇佐美さんはストリッパーとして活動して7年目になる(写真=本人提供)

「踊っている女性を“性的に消費する”ような場所ではない」初めてストリップを見たときの印象

――初めてストリップを観たときの印象は?

宇佐美 まず場内に入ったときに、「思ったより劇場っぽい場所だな」と思いましたね。

 劇場に入るまでは、フロアにポールが何本か立っていて、その間に客席があって、女の子たちが客席の間を回りながらポールでダンスしている、みたいなイメージを持っていたんです。音楽がズンズン鳴っていて、バーカウンターとかもあって、その上でも女の子が踊っているみたいな。

 だから普通に舞台と客席があるのを見たときに「あ、こんな感じなんだ」と驚きました。