“静岡といえば”の人気店も

 そんなロードサイド店舗の中のひとつに、静岡ではおなじみのハンバーグ店「さわやか」があった。

 大通りが交わる交差点の角という一等地。入口を見ると、なんと360分待ちという札が架かっていた。

 

 時刻はちょうどお昼過ぎ。つまりこの時間に予約をすれば、夕食でさわやかのハンバーグにありつけるといった按配だ。うーむ、恐ろしいまでの人気ぶりである。

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 それはともかく、整然とした大通りを中心とした東口、箱根乙女口。この様子を見るに、どうやら御殿場の町の中では比較的新しいエリアなのだろう。

 

町の昔からの姿を求め、富士山口側の西口へ

 そういうわけで、駅の西口、つまり富士山口側に出てみよう。こちらに出れば、御殿場駅とその町の昔からの姿が見えてくるに違いない。

 

 富士山口の駅前も、箱根乙女口と同じく立派なロータリーを持つ。

 乙女口がどちらかというと正方形だったのに対し、こちらは駅のホームに並行するように南北に細長く、いささか年季が入っている印象だ。

 
 

 市街地の中の狭い敷地にバスやタクシー乗り場などを含めた駅前広場を設けたということなのだろう。

 

 目の前にホテルがあって、その脇から「マイロード」という名の商店街が続いている。