赤いたぬきと緑のたぬき…これはたぬきの革命だ/「麺処盛盛」の「信号機たぬきそば」

 西武池袋線の富士見台駅とひばりヶ丘駅に2店舗を構える「麺処盛盛」。2023年12月にオープンした肉そばでブレイクしたのが富士見台店で、2025年1月にセントラルキッチンを兼ねた2号店としてひばりヶ丘店がオープンした。

西武池袋線の富士見台駅とひばりが丘駅にある「麺処盛盛」

 つゆは鰹節、宗田節、鯖節、鯵、うるめ、昆布、椎茸などを大量に使った出汁と、薄口醤油を使った生返しを使う。しかも返しと出汁は別々にどんぶりに入れてつゆを作る。いわゆるラーメンスタイル。フレッシュな返しと十分に香る出汁の味の輪郭がしっかりと伝わってくる。

「信号機たぬき」は「赤たぬき」、「緑たぬき」、「黄色たぬき」の3種類がのる

「信号機たぬき」は紅生姜で作った「赤たぬき」、春菊で作った「緑たぬき」、そしてノーマルの「黄色たぬき」の3種類がのっている。

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店主の島ちゃんこと島田聡さんは“天才”

 春菊が端境期になる夏の時期には、春菊を冷凍保存して在庫を確保しているという。店主の島ちゃんこと島田聡さんは“天才”だ。春菊たぬきを食べれば、春菊の良い香りが口内に広がってくる。これはカレーにかけてもうまいし、肉そばにのせてもすごくマッチする。この発想には脱帽だ。