松尾 小さな事務所(※当時はフラットファイヴ)に所属してた無名のサンドウィッチマンが、彗星のごとく現れて優勝しちゃったんで、ぜんぶ持って行かれましたね。

――確かにあれはインパクトがすごかった。

松尾 とはいえ僕らの仕事もちゃんと増えたから、M-1の効果は大きかったですけど。

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――そのころはふたりでの仕事が多かったと思うけど、コンビの後半はピンでの活動が増えてきたイメージ。

松尾 そうですね。そういう風にしようと狙ったわけじゃなかったんですけど。そもそも相方はピンの仕事がちょこちょこあったんです。

 僕がピンで呼ばれるようになったのは「アメトーーク!」さんがでかいですね。「運動神経悪い芸人」はもちろんですけど、その前から「じゃないほう(コンビの目立たないほう)芸人」とかで呼んでいただいてて。

 なぜか相方は「アメトーーク!」さんにハマらなかったので、僕ひとりだけで呼ばれることが多かったんです。

――あははは! 加藤君はハマらなかったんだ。

松尾 収入はふたりとも同じぐらいだったんで、バランスはよかったんですけどね。コンビでの仕事ももちろんありましたし。

解散の理由は…

――ネタは徐々にやらなくなった感じ?

松尾 いや、ずっとやってたんですよ。テレビで披露する機会は減りましたけど、毎月の事務所ライブには出てて、そのつど新ネタおろして。ずっとコント作ってました。

――そうなの? 「ザブングル」解散の時に、加藤君がハンバーグ師匠(「スピードワゴン」井戸田潤)のユーチューブに出てたのを見たら「2019年に騒ぎになったあの『闇営業問題』が解散のきっかけになったけど、相方の松尾はその数年前から解散を考えてたと思う」って言ってたのよ。

松尾 加藤君がそう言ってたんですか?

――そう。「長いことコンビやってたからわかったんです。あいつは解散する数年前から解散を匂わせてたんですよ」って。

松尾 あー、そうなんですか。いや、別に考えてなかったんですけどね……。

――あれ? おかしいな(笑)