バス専用道に変わった廃線跡

 鹿島鉄道は、石岡駅の常磐線ホームの東側に乗り場を持っていたようだ。が、その痕跡はいまや消え失せている。

 代わってそこには広々としたバスターミナルと、スケボーパーク。平日の昼間からスケボーに興じる人はいなかったが、バス乗り場には数人が並んでいた。

 
 

 そして、彼らを乗せたバスは、出発すると一般道ではなくバスターミナルの片隅から南に延びるバス専用道に入ってゆく。近づいてみれば、「鹿島鉄道跡」とある。どうやら、鹿島鉄道の廃線跡は、バスの専用道に生まれ変わっているようだ。

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 もしこれがサイクリングロードなら、廃線跡をそのまま歩いて先に向かうことができる。けれど、バス専用道はそこに入り込んで歩くことはもちろんNGだ。

 だから、石岡駅から先を辿るには、少し離れた国道6号から国道355号を迂回して歩くことになる。

渋滞スポットを歩いて進む

 さすがに日本有数のクルマ社会・茨城県。どちらの国道もなかなか交通量が多く、両者が交わる交差点などはちょっとした渋滞スポットになっていた。

 昼間だから比較的流れはスムーズだが、これが朝夕の通勤時間帯ともなれば、なかなか大変なことになりそうだ。

 

 実際、鹿島鉄道廃止後の代替バスは、はじめ国道を走っていた。が、渋滞に巻き込まれて定時運行ができず、それで廃線跡を転用した専用道に切り替えたという経緯がある。専用道ならば、実質的に鉄道とほとんど変わらない定時運行が可能なのだ。

 そんなわけで、鉄道(バス専用道)ならば1.5kmの距離を、いささか遠回りして約30分。