4/5ページ目
この記事を1ページ目から読む
のりもの広場の奥に、封鎖されている階段が見えていた。階段は山の上へと続いている。階段の先に何があるのか気になった私は、現役の階段を使って回り込んだ。しかし、いくら探しても階段の上部が見つからない。その代わりにあったのが、コンクリートの謎の構造物だった。
コンクリートの構造物は滑り台ほどの幅があり、緩やかに斜面を下ろうとしている。だが残っているのは1mほどで、その先はプッツリと途切れている。滑り台のように見えるし、排水溝のようにも見える。
「これ、滑り台の跡じゃないですかね?」
思わず声を上げた。
山根さんに聞くと、当時の園内図を確認してくれた。このあたりに滑り台らしき絵が描かれているのを発見したが、判然としない。あちこちに電話をかけて確認していただき、公園の職員さんも駆けつけてくれた。あれこれと検証の結果、これも滑り台の跡であるという結論に達した。
案内板に残された“確かな証拠”
さらに確認を進めるため、いったん山を下り、許可を頂いて封鎖されている階段を上ってみた。
階段の隣には怪しい空き地と、支柱があったような痕跡がある。コンクリートの遺構がある尾根までの半分ほど上ったところで、階段は終了した。そして、目の前には案内板が残されていた。
“幼児および幼児を抱いてすべることを禁止 間かくを充分あけてすべること”
これは、明らかに滑り台があったことを示している。玉手山遊園地に滑り台があったことを示す唯一の文字情報かもしれない。





