「ここはどこ?」衝撃を受けた中学校
――廣瀬さんが悪くなったのは、いつ頃からですか。
廣瀬 中学校1年生になってすぐですね。
――入学した中学がヤンキー校だったとか?
廣瀬 いや、当時はヤンキーって存在をあまり知らなくて。中学校に入ったあたりで、『ビー・バップ・ハイスクール』(大ヒット不良漫画)が流行りだして、金髪でクルンクルンに巻いた先輩がいたり、「ここはいったいどこ?」みたいな先輩が多くて。
同級生でも茶髪にしている子とかいて。私の小学校にはそういう子がいなかったので、「新しい世界に来てしまった!」と衝撃を受けましたね。
――驚きが憧れに。
廣瀬 工藤静香とかミポリン(中山美穂)を見て「なにあんな長いスカートを引きずって。でも、かっこいい」みたいな。長ランにボンタンを穿いた男子も「うわぁ、かっけえ」と思っていました。
特に1個上の学年がヤンキー多めで。金髪クルンクルンだけじゃなく、真っ赤な口紅の派手な化粧もしていて。他の先輩は、前髪を工藤静香みたいにシュワーンって巻いていて「なんだこれ、ヤバい」ってなりましたね。
クラスはヤンキーによって学級崩壊
――まずはヤンキーのビジュアルにやられてしまったと。
廣瀬 「どうやってあんな髪型にするんだろう」とか「どこであんなスカート買ってくるんだろう」とか。何も知らないから、その時はただただかっこいいと思ってたぐらいで。ただ、私の母親がどちらかというと派手な人だったので、そういう好みが元々あったのかもしれないですね。
――実際にヤンキーになったきっかけはあるのですか。
廣瀬 ヤンキーによる弱い者いじめがあって、私のクラスはそれで学級崩壊していたんです。先生も新米だったから、ヤンキーたちに強く言えなくて。私もターゲットにされて、学校に登校すると黒板や机に「廣瀬帰れ」とか「バカ」とか書いてあって、「なんだこれ」って。
私がヤンキーになれば、弱い子をいじめているヤンキーをギャフンと言わせられるかもと思って。同時期に、うちの母と父が離婚するかしないかって揉めていたんです。それもあって、私もちょっと非行に走りたくなってたんですね。その2つがちょうどかぶったんです。
