シンナー1斗缶で30万円の売上げ

――ヤクザから一斗缶を仕入れて売ったりもしていたそうですね。

廣瀬 ヤクザの人から「これ、売ってこい」って、一斗缶を持たされるので、それを周りの子たちに売って。一斗缶が大体30万円になるんですよ。ドカ瓶が5000円で、オロナミンCぐらいの瓶だと3000円で売れた時代でしたね。

――さすがのお父さんも、シンナー臭にはピンときたのではないですか。

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廣瀬 やっぱり臭いでバレて、何回か怒られました。でも顔を殴るんじゃなく、女の子だからって背中とかをはたかれて。

 吸い始めてた頃から、とっくに気づいてたと思うんです。だけど、仕事が忙しくて叱る暇もないというか、叱ってガチャガチャやるよりも、疲れているし、もう寝ちゃえみたいな感じだったんでしょうね。黙認というよりも、面倒くさかったという。どうせ言ったところでやめないし。

 それでもシンナーがきっかけで親がうるさくなっていたので、「違うところに行ったほうがいいね」と、スッと家を出ました。たしか、中2くらいの時。

 

中学生で「お触りあり」のコンパニオンに

――家出してどこへ行ったんですか。

廣瀬 ちょうどスズちゃん(ヤンキー友達)がお祭りで組長さんと知り合って、その組長の愛人になったんですよ。

 で、組長が「温泉街でコンパニオンの仕事があるから、お前ら家出したいなら、18歳って偽ってコンパニオンをやらないか」と。見た目は化粧でごまかせるにしても、しゃべっちゃうと中学生全開なんですけどね。

 ママのところに連れていかれて、「ママ、この子たち18歳だけど、使ってやってくれ。人が足りないんだろ」って。スズちゃんと一緒に置き屋に入って、ふたりで平屋のアパートみたいなところに住んで、コンパニオンをやってました。

――どれくらい稼げましたか。

廣瀬 時給4000円で、お触りちょっとありのコンパニオン。大体2時間の宴会だから、そこから延長を取れれば1日2万円は稼げるし、チップももらえたし。

 お触りアリだったけど、「こんな子供の体を触って何が楽しいんだろう?」って思っていました。こっちは「触りたければ触れば?」みたいな。あんまり抵抗もなく、もらうものもらうし、金くれりゃいいかって。