――男性とセットでシャブにハマっていったわけですか。
廣瀬 そうです。その人のことをものすごく好きになっちゃうし、その人以外は考えられなくなるんですよ。「私以外にたくさん彼女がいても、何番目でもいいからシャブとあなたが欲しい」みたいになっちゃって、完全に脳がおかしくなりました。
――16歳とか17歳くらいの話。
廣瀬 そうです。
頭になりたくてレディースの総長に
――レディースの総長をやっていたのは、いつ頃ですか。
廣瀬 中学卒業した時に声かけられていて。当時栃木県には、「悪女会」「女族」「闇麗女」という3つのレディースがあったんですよ。その中で一番カッコいい「悪女会」に入ったんですけど、シャブとかシンナーばっかりやってるから、先輩からはあまり期待されない後輩で。
男に走っては抜けて、また戻ったりを繰り返して。そんな不真面目な感じだったので、私の代で頭になれなくて。それで、18歳の時に最初から自分が頭になればいいんだと思って「魔罹啞」(まりあ)というレディースを作ったんです。
――メンバーは何人ぐらい集められたんですか?
廣瀬 最初は7~8人ぐらい。最高でたぶん40~50人くらいいました。もう、他をつぶしまくって合併吸収で。
――栃木のレディースすべてを制圧しようと。
廣瀬 そうです。私、かなり小柄なんですけど、その頃はもうちょっと体格もよかったし、とにかくトップになりたくて。「少年院上等」とか思っていたし。何なら行きたいぐらいに思っていました。行けば箔が付くみたいなところもありますから。
あと、クスリの影響もあったのか、人を刺すのを何とも思わなかったというのもあって。3、4チームぐらいつぶして、どんどん大きくなっていきました。
――ケンカの時は何か武器的なものを携えていくのですか。
廣瀬 アイスピックです。顔はやらない。太ももがメインです。刺さっても何とかなるだろうということで、太もも。
写真=志水隆/文藝春秋
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