最先端だった90年代『SPA!』とバカサイの狂気。エイズ問題から伝説のバイブネタまで

樋口 あと電気のオールナイトニッポンの放送当時はエイズが社会問題だった頃で、電気は『今、僕たちにできる事』なんて曲にも参加していましたよね(オールナイトニッポンパーソナリティーによるSTOP AIDS キャンペーンソング)。2人が本当に不貞腐れてて、卓球さんのパートもうすっごい投げやりだったのを覚えています。

椎名 せめてものエクスキューズで、2人はウイスキーの小瓶をアロハシャツに入れて銀河スタジオ(ニッポン放送旧本社の大型スタジオ)に行ってましたね。あの頃は『週刊SPA!』でパトちゃん(DJパトリック)が連載していてね……。

樋口 あー、やってましたねぇ!

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椎名 HIVキャリアになった人の連載を始めるんだから、当時の『SPA!』は過激だったよね。

©橋本篤/文藝春秋

樋口 『SPA!』が最先端だった時代ですね。昔の『ROCKIN'ON JAPAN』で山崎洋一郎さんも「『SPA!』で最初に読むのはバカサイ(※1)」と書いてましたけど、もちろん僕もバカサイから読んでいました。

※1「バカはサイレンで泣く」。椎名さんが構成を担当

椎名 それはありがとうございました。

樋口 バカサイでは○○○○(女性芸能人)のバイブネタを執拗にこすり倒してましたよね。これもう、この世代しか分からない話題ですけど(笑)。

椎名 真偽もわからない話なのに、「この話を風化させちゃいけない」みたいな感じでね(笑)。でも昔はそういう色っぽい話がいろいろあったんだよ。

樋口 SNSもないのに当時の男子学生に広まってましたから、当時の俺らには夢がある話だったんですよ! あの頃は○○○○の○○○ビデオとかも出回ってたし。

椎名 あったねえ。

樋口 僕のところにも来たんですけど、もう孫の孫の孫の孫テープぐらいなんで、全然見えないんですよ。って、これ下品な話すぎて活字にならねえよ!