島の子どもたちにとっての海外の人たちの存在とは
そして島の子どもたちにとっても、海外の人たちの存在は身近なものなんですよ。青ヶ島の学校では毎年、海外の文化や芸術に触れる交流イベントが行われています。さらに今年からは、中学校の修学旅行先が海外になるそうです。
青ヶ島は人口約160人の小さな島だから、日々接する人も、目にする文化も、おのずと限られてしまいます。だからこそ子どもたちには、いろんな国の文化に触れて視野を広げてほしい、という島の大人たちの想いが反映されているのかもしれませんね。
青ヶ島は、外国人観光客が楽しめるような施設やイベントが充実しているわけではありません。交通機関はかなり限られているし、民宿も少なく、ほとんどがいまだに電話予約だから、移動手段と宿を確保するだけでも一苦労だと思います。
それでも、事前にしっかり下調べをして、「お邪魔します」という気持ちで訪れてくれる人たちが絶えません。そんな人たちが、もっと島に訪れやすくなればいいな、と思っています。
「試しにちょっと住んでみる」という選択肢に
今、私が中心となって、島内にシェアハウスを作る準備を進めています。国内外問わず青ヶ島に来てくれる観光客から、「もう少し長く滞在してみたい」「いつか住んでみたい」と言われることが少なくないんです。国籍問わず、青ヶ島に興味を持ってくれる方に「試しにちょっと住んでみる」という選択肢が増えたらうれしいです。
また、私の母が運営する民宿に泊まっていた韓国人観光客の方から、「加絵さんのYouTubeを見て来ました」と言ってもらえたこともあるんです。私の発信が海を越えて海外の人たちに届き、青ヶ島を知るきっかけのひとつになっている。そう考えると、私ができることはまだまだありそうだな、と思います。
取材・文=仲奈々
写真提供=佐々木加絵
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