JR横須賀線――。首都圏に住んでいる人ならば、まあだいたいは知っているに違いない。それに、乗ったことがあるという人も少なくないはずだ。

 総武線快速と直通する東京駅地下ホームを出発すると、横須賀線は新橋駅を出たところで地上に浮上。品川を経て武蔵小杉、横浜、そして大船へ。大船からは東海道線と分かれ、鎌倉、逗子。そのまま三浦半島へと走ってゆく。

「横須賀線」と名乗るだけあって、三浦半島の中心都市・横須賀へ。そして久里浜駅で、どん突きの終点を迎える。

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 首都圏のJR線にあっては完全に線路の途切れる終着駅というのは意外と珍しい。今日は、そんなレアな終着駅・久里浜を訪れた。

JR横須賀線“ナゾの終着駅”「久里浜」には何がある? 撮影=鼠入昌史

逗子~久里浜間は1時間に3本だけ

 東京駅から久里浜駅までは、1時間20分ほどの旅だ。といっても、日中の横須賀線は大半が逗子駅止まり。横須賀、そして久里浜まで向かうには、逗子駅で対面の列車に乗り継ぐ労を強いられる。

 さらに言えば、逗子~久里浜間には1時間に3本の列車しか走っていない。横須賀線は、首都圏の誰もが知る大動脈だというのに、その末端は20分間隔。いやはや、ダイヤという点においては、あまり恵まれてはいないようだ。

今回の路線図。はるばる東京から1時間20分。陸のどん突きである。
 

 ただ、これは横須賀や久里浜が寂れているということとはまったく違う。このエリアには、泣く子も黙る赤い電車、京急線が走っているのだ。