上田 それからは、夫も物件探しを手伝ってくれるようになりました。最初は土地を探して家を建てようと考えていましたが、希望を叶えようとすると予算が足りない。中古住宅をリフォームするのも手だなと思っていたところに、この家がポッと出てきて。前の家からも遠くなく、よく知る場所。駅から徒歩10分以内。築30年ですが、鉄骨造で堅牢、以前の持ち主の方がとってもきれいにお住まいだったので、少しリフォームすれば全然いけるなって。えいや! で決めました。

キッチンを“妻の城”ではなく、“夫婦参加型”に

キッチンはL字のアイランド型に。料理や片づけをしている姿が、リビングからもよく見える。

松本 上田さんの本に、新居への引っ越しは「それぞれが自分の好きなことをやりながら、ときどき一緒に行動する。夫(妻)相棒化計画のためのリセット」とあって、なるほど、と。暮らしをあらためてから何か変化はありましたか?

上田 夫が朝ごはんをつくるようになりました(笑)。

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女史会 へ~!

松本 もともと料理をなさる方だったんですか?

上田 まったく。最初はトーストを焼いてゆで卵とコーヒーと、みたいなものでしたが、4年5年とやってるうちに、ちょっとずつアップデートしていって。今回の新居では、キッチンを“妻の城”ではなく、“夫婦参加型”にするのも重要なテーマでしたから。

野宮 お鍋も調理器具もお皿も食材も、全部オープンな棚に置いてあってわかりやすくて、アイランド型キッチンだから、リビングからも様子がよくわかる。

上田 それが狙いでした。私がどう動いて何をどこから出しているのか、料理しているところも片づけているところも、すべて見てもらいたかった。以前のキッチンは私しか使い方がわからない“城”だったので、何を使っていいのかダメなのかがわからない、使ったものを元に戻さないと叱られる、と思ってたみたいで、なんでもどうぞ使ってください、という空間にしたら夫が自ら「やってみようかな」と。これ幸いと(笑)。