「1杯1000円超」それでも売れるワケ

 ビューティーに話を戻すと、日本市場に合わせたローカライズにも工夫している。

「マレーシアのレシピをそのまま再現すると、日本人には甘すぎるんです。現地と全く同じ原材料を使えないこともあり、40近くのドリンクメニューは本国の幹部と綿密に調整していきました」(同前)

 頻繁に季節限定メニューを発売するなどの「マーケティング施策」も売上増に寄与している。

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「もともと1カ月ごとに季節限定メニューを発売していましたが、リピートの促進につながることから4月からは2週間に1度へと増やしました。例えば、2月に発売した『スイート白桃烏龍ミルクティーPremium』は、想定以上の人気があり、アイス限定で再発売しています」(同前)

 メニューを見ると、お茶のカテゴリーは6つに分類される。なかでも、「フレッシュベジフルーツティー」と「フレッシュフルーツティー」はLサイズで1000円前後と高価格帯だ。旬のフルーツなどを使った季節限定メニューはさらに高価格のものもあり、6月12日に登場した「メロンミルクシェイク」はLサイズで1398円。チェーンカフェで扱うケーキとドリンクのセットメニューよりも高い。

メニューは約40種類に及び、高価格帯のメニューも多い(ビューティー公式サイトより)

「高価格帯になるのは、品質へのこだわりが強いためです。1枚ずつ手摘みした茶葉に産地や味わいを追求した原材料を使用し、全て手作りで淹れています。これらを踏まえれば、むしろコスパが良いと考えています」(同前)

フルーツや野菜をたっぷり使い、全て手作りで仕上げている(写真提供=Miradear)

 例えば、日本独自メニューの「ジンジャーアップルティー」は、生姜ひとかたまりとリンゴ、レモン各2分の1個をミキサーにかけ、布で手搾りするアナログな製法を採用。また、「枝豆アボカドティー」は、Lサイズでアボカド半分を使っているそうだ。