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地面師のリーダー的存在は…
・カミンスカス操(同59歳、懲役11年)
先に述べたように、私とカトウが知り合うきっかけにもなったカミンスカスは、事件当時は小山操を名乗っていた。マンションデベロッパーの会社員だった時に、脱税事件で逮捕・実刑判決を受けた過去がある。その後は別件の不動産を巡る詐欺に関与したとされ、積水詐欺事件においては土地を勝手に売りさばく「前周り」を担った。
・土井淑雄(同63歳、懲役11年)
土井は地面師というより、法律知識や人脈の広さなどを武器に他人のトラブルに介入して解決金を得る“事件屋”のような存在として知られていた。積水詐欺事件においてはカミンスカスやカトウへの指示を出すリーダー的存在だった。
建築や内装、日用雑貨の輸入販売などを手広く手掛ける会社を経営していた土井は、15年7月に墨田区の都営新宿線森下駅近くにあったサハダイヤモンドビルの3階に事務所を借りていた。この事務所は「地面師たちのアジト」と呼ばれ、犯行グループの多くが出入りした。そして積水詐欺事件の詐取金ほぼすべてが、ここに集められた。
この3人を中心にしながら、多数の人間が絡む計画はどのように進んでいったのか。カトウはそこで何を見て、何を聞き、何をしたのか。