「芸能界に未練はまったくありませんでした」

 そう振り返るのは、2024年に約19年ぶりに芸能活動を再開した、元ZONEのドラマー・MIZUHOさん。

 2001年にリリースされた『secret base ~君がくれたもの~』は、四半世紀が経った今も、世代を超えて愛され続ける名曲となっている。一方で、MIZUHOさんは人気絶頂の2005年にグループを脱退。その後はホテル業界へ転身し、ソムリエの資格を取得。

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 2011年に「10年後の8月」という歌詞にちなみ期間限定でZONEが再結成された際にもその姿はなかった。そんな彼女が、なぜ約19年という歳月を経て再び表舞台へ戻る決断をしたのか。

 ZONE時代の驚きの月収や、ZONEと『secret base ~君がくれたもの~』にかける想い――。MIZUHOさんが過去から現在までを振り返った。(全4回の4回目/最初から読む

MIZUHOさん 本人提供

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ZONE時代の印税はゼロ、月収は8万円だった

――芸能活動を再開されてからはテレビ番組への出演も増えています。7月24日に放送されたABEMAの番組『脳汁じゅ~す』では、ZONE時代の印税についてかなり踏み込んだ内容をお話しされていましたね。

MIZUHO あの日は元19の岡平健治さんも出演されていて、「2000年代のアーティストの当時の話を聞かせてください」というテーマだったんです。

 番組では健治さんの過去のお金のトラブルがメインでしたが、その流れで私も「印税は1円ももらっていません」「当時の月収は8万円でした」とお話ししたところ、皆さん驚かれていました。

――『secret base』が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも3年連続で出場されていましたが、それでも月収はそのくらいだったのでしょうか。

MIZUHO そうなんです。取材やテレビ出演も、「宣伝になるから」という理由でギャラが発生しないこともありましたし、カラオケの歌唱印税も受け取っていません。

 実は、カップリング曲では作詞を担当した楽曲もあるので、いろいろな方から「今からでも請求したほうがいい」と言われることもありますが、私は事務所に育ててもらったという感謝の気持ちがあるので、今のところそのつもりはありません。本当に生活に困るようなことがあればその時は考えるかもしれませんけど(笑)。

『脳汁じゅ~す』楽屋裏。一番左からMIZUHOさん、マネージャーをしているマジシャンのYOSHIさん、19の健治さん、元ZONEメンバーのMAIKOさん

時代を超えて愛される『secret base ~君がくれたもの~』

――さまざまな思いがある一方で、『secret base ~君がくれたもの~』は今なお世代を超えて愛され続けています。改めて、この曲が多くの方に歌い継がれていることをどのように感じていますか。

MIZUHO 本当に信じられないです。25年も前の曲なのに、今でもこうして取材していただけるのは、この曲のおかげだと思っています。

 たくさんのアーティストの方がカバーしてくださっていますし、もう自分たちだけの曲ではないような感覚もあります。ZONEを知らない世代の方が、この曲をきっかけに知ってくださるのもうれしいですね。