JR、かつての国鉄弥彦線燕駅に乗り入れた新潟交通電車線は、北側に独自のホームを持っていたという。駅の東側にある跨線橋に登って見下ろしてみると、確かにそれっぽい道路がJRの線路の北側に。反対側に目を向けると、その赤茶けた道がゆったりとカーブを描き、JR線から北に離れてゆく。
いかにも廃線跡らしいこの道をたどってゆくと、しばらくは市街地の中を進み、町並が途切れたところで田んぼの中へ。あとは一直線に田んぼの中の遊歩道として北に向かう。その先で右に曲がると、燕駅北部の田んぼの中の集落をいくつか経て、高速道路や新幹線の高架を潜って東へ……。
さみしげに残る“鉄橋”
と、実はこれは地図を眺めてわかったことだ。新潟交通電車線は終点の白山前駅まで約36kmの道のり。
なので、路線バスを乗り継ぎながら廃線跡を辿ってゆこうと思う。燕駅前に戻ると、ちょうど新潟交通系列の新潟交通観光バスが待っていた。中ノ口川を挟んで廃線跡とは対岸の東側を走る路線バス。これに揺られて約20分、清水というバス停で降りた。
バス停のすぐ目の前の橋を渡って中ノ口川の西側へ。ちょうど橋のたもとあたりに新潟交通電車線が通っていたハズだ。そう思って見渡してみると、いかにもそれっぽい、草むしてはいるけれど細くて長く伸びる空き地があった。北に少し辿ると、小さな川を渡るところで橋桁のようなものが残っている。レールやまくらぎ、架線柱などは撤去されているようだが、鉄製の橋桁を撤去するコストも惜しかった、ということだろうか。
レールが埋め込まれた「ザ・廃線跡」
そのすぐ先で、廃線跡は中ノ口川の土手道に沿った遊歩道に化ける。化けるというか、廃線後に遊歩道に転用されたのだろう。




