30過ぎていまだバリバリの暴走族

 宵の口の19時に起床し、今日は何をしようかと考えているうちに23時近くになる。日付が変わった頃にシャワーを浴びて、バイクで街に繰り出す。

 明け方の6時頃に帰宅してビールを眠くなるまで飲む。だいたい就寝は11時頃のようで、パチンコに行く日だけはそのまま起きているようだった。

 このような生活がなぜ成り立っているのか、不思議な読者もいるだろう。話を聞いた私でさえ不思議で仕方がない。しかし、私は決して大げさに書いているわけではない。

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 直也については、後輩との間でも話題にも上がったことがある。たまたま再会した後輩が、私に話しかけてきた。

「直也先輩がまだ現役をしているんですけど」

「旧車會ではなくて、現役?」

「ええ、10代の少年たちに交じって現役をしているんです」

 後輩はささやくように言った。

 直也が口癖のように言っていた「生涯現役」という言葉は、本当だったのだ。

 それから時が経ち、私は35歳になっていた。