顔が判別できないほど腐乱していた遺体

 この日、衛生会社の作業員が、須古小学校で2ヶ月に一度行う尿の汲み取り作業に就いており、北側校舎トイレの便槽ふたを開けたところ、中に人の遺体が浮かんでいるのを発見し、警察に通報した。

 遺体は全裸・仰向けの状態で浮かんでおり、顔は判別できないほど腐乱していたが、左手親指の指紋から律子さんと判明。司法解剖の結果、死後1、2ヶ月が経過しており、死因は首を絞められたことによる窒息死の可能性が高いこともわかった。

 前出の十三子さんの遺体発見も、律子さんの遺体が見つかった過程で発覚したことだ。須古小学校の教頭が「6月18日にプール開き準備のために(プール横の)トイレの汲み取りをしようとしたが、そのときに業者が『(便槽に)石がいっぱい詰まっていて、やりにくかった』と言っていた。

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 念のために(プール横のトイレ便槽も)調べてほしい」と警察に申し出ており、その捜索中に発見されたのである。

 十三子さんと律子さんの住む家はわずか4キロの近距離。死体遺棄の場所も同じだったことから、警察は同一人物による犯行と睨む。

 そこで浮上してきたのが前出のUだ。彼は須古小学校の出身で、自宅も同校のすぐそば。律子さんの失踪後、地元の新聞社を訪れ「彼女を探さないでくれ」と言う一方「探してくれ」と言うなど、矛盾した言動を繰り返していた。