信頼できる編集者との出会い

額賀 森山さんもこれからインタビューなどで「今後どういうものを書きたいですか」と絶対に聞かれると思います。そういうときは具体性がなくてもいいので、とにかく色々言っておいたほうがいいですよ。お仕事小説、スポーツ、ホラー、ミステリ、恐竜の話でもなんでもいいので、書いてみたいこと、気になる題材をたくさん言っておくと、それを読んだ編集者から「これをやりませんか」と声がかかるきっかけになるかもしれないですから。

森山 なるほど、そうなんですね。

額賀 もう2作目の構想はありますか?

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森山 はい、今プロットを編集者と練っているところです。

 

額賀 それはいいペースですね! 順調にいけば、来年には2作目が出ているはずですよ! そして、デビューから2作目を出したあたりで、他社の編集者から声がかかり始めると思います。デビュー出版社の文春とは実家のように太く繋がりつつ、それと同じくらい信頼できる出版社と編集者を探していく期間がしばらく続くでしょう。トライアンドエラーを続けて、いい小説を書かせてくれる編集者や自分の本を売ってくれる出版社と出会ううちに、5、6年経つ頃には、自分の周りにいい布陣が組めているんじゃないでしょうか。

森山 そういう方々と、『ひなたの中継点』をきっかけに縁ができたらいいですね。

額賀 受賞パーティーでたくさんの編集者とあいさつしませんでしたか? きっと 『ひなたの中継点』が出たあとくらいに、「読みましたよ」と、あのとき名刺交換した人たちから連絡が来ますよ。そこから出版社ごとの傾向や文化を知っていくことになると思います。ひとことで編集者と言っても、AさんとBさんで言うことが真逆だったりしますから、本当に相性なんですよね。