作家業は「闇落ち」に注意

額賀 森山さんに重要なアドバイスをしますと、この職業は本当に「闇落ち」しやすいので、できるだけ自分をポジティブな状態に保つように心がけてください。

森山 怖いですね……。ポジティブでいるための秘訣はありますか?

 

額賀 ヒット作を出している人も含めて、みんな大変なんだと思うと少し気が楽になるかもしれませんね。Amazonのレビューで酷評されても、みんなされていることだから気にしなくていい。本が売れているのかわからなくて「誰にも期待されていないのかも……」と感じたとしても、みんなそんなものです。あまり気にしすぎないことがすごく大事。特に売上は気にしないほうがいいですよ。デビューしたての頃はみんながやりがちですが、毎日Amazonやネット書店のランキングを見に行ったり、SNSでエゴサしたり、やらないほうがいいと言われてもやってしまうでしょうが、あまり気にしないほうがいい。それでいいことがあった人を、私は見たことがありません。

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森山 でも、どんな感想があるのか、怖いもの見たさのような気持ちはあります。

額賀 気持ちは分かります。とはいえ、ランキングやレビューの星の数と、実際の売上はまったく連動しませんから。売上まわりに関しては、できるだけ鈍感でいることがこの仕事を長く続けるコツだと思います。