「わざわざ家で看取るなんてとんでもない親だ」誹謗中傷が殺到したことも…
――なるほど。ただ、反響が大きい分、辛辣なコメントも目にしているのではと心配しました。
佑太 誹謗中傷もたくさん来ました。「なぜ病院に行かないの」「わざわざ家で看取るなんてとんでもない親だ」「死を受け入れるとか、何を言っているんだ?」と上辺だけを見て批判するコメントも多くて。ブログを始めた時、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)で炎上したことがあります。
麻純 夫はそういうコメントを見ると、熱を出してしまうんです。
佑太 風邪症状もないのに39度の熱が出ます。今は、すぐさまブロックしたりミュートしたりすることを覚えて対策していますが、これはもう活動を続けるうえで、しょうがないことかなと諦めています。
――逆に、いい言葉もありましたか。
佑太 めちゃめちゃありました。Xの反響をきっかけに「うちの病院にもキッチンカーで来てほしい」という医療従事者の方からの声や、「自分は子どもはいないけど青木さんの活動を応援したい」という経営者の方からの支援が集まるようになりました。SNSの力はすごいなって。社会を変える力があるんだなって思います。
「青木一馬くん」って呼ばれないことに、涙が止まらなかった
――今の活動を続ける中で、一馬くんを思い出して、苦しいと感じることはありましたか。
佑太 最初の頃は、ありました。一馬と同じ保育園に通っている妹の優里南(ゆりな)の運動会に参加したんです。その時、一馬と同じクラスだった子たちが、元気いっぱいに走っているのを見て、すごくつらかった。先生から「青木一馬くん」って呼ばれないことに、涙が止まらなかったです。
一度、キッチンカーをしている時に、一馬と同じように抗がん剤の影響で丸坊主の男の子に会ったことがあって。後ろ姿を見送った時にまるで一馬がいるような気がして、こみ上げるものがありました。でも、だんだんとですけれど、今は一馬のことを話しても泣かなくなりました。
――行動し続ける佑太さんが、お世話になったシスターから忠告を受けたことがあったそうですね。



