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「心底自分が恥ずかしくなりました」
普段と違う行動をとっているのがおかしいと思ったのでしょう。
三浦さんは僕が睡眠薬を飲むまで帰らないと言います。
夜中になっても三浦さんは帰りません。
「こんなに心配してくれる人がいるというのに、僕はいったい何をやっているんだ」
僕は心底自分が恥ずかしくなりました。
結局、三浦さんは眠ることなく、夜通し僕を見守ると、朝、帰るときに僕のスマートフォンを持っていってしまいました。そしてその日のうちに、東海寺のご住職に連絡をとり、ご祈祷の予約をしてくれたのです。
布施弁天
東海寺は、千葉県柏市にある由緒あるお寺です。七福神のひとりである弁財天を祀っており、布施弁天や布施の弁天さまの呼び名でも親しまれています。
布施弁天は僕の家から近く、よく散歩で訪れていました。
初めて三浦さんに連れていってもらったときのことは、いまでも覚えています。
境内には、鳥のさえずりが響き、すがすがしい時間が流れていて、地元にこんなすばらしい場所があったのかと驚くほどでした。静かな雰囲気の中でお参りしていると、体の痛みや不安がすっと軽くなるような気がしました。それがとても心地よく、頻繁に足を運ぶようになったのです。
三浦さんと一緒に、ご祈祷を受けるために本堂に向かいました。
この日は境内の空気がいつもより一層澄んでいるように感じました。
本堂で待っていると、ご住職がやってきました。