悪い予感は、なぜ当たってしまうのか

 卒業式前後のイベントを手伝うため、有休をとって小学校のPTA室へ行くと、希さんと紀恵さんの姿もありました。2人の方へ向かおうとすると、受験組だったほかのママたちから声をかけられました。

 はじめは遠慮がちに、お互い大変だったよね、と労い合い、やがて誰かが結果をポロリと漏らすと、うちは……とカミングアウト大会がはじまりました。

 声高に話す内容でもないので、部屋の片隅で作業をしながらこそこそ話していたのですが、大いに盛り上がり、ふと気づくと、希さんと紀恵さんは先に帰ってしまったようです。

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 このときふと、モヤッとしたことを覚えています。私は初めて2人との関係に不安を感じたのでした。いやまさか、しばらく会ってもいなかったし、気のせいだろう。そう考えて、この時はその思いを振り払ったのですが……こういう予感というのは、なぜか当たるものです。

 私はLINEを見返してみました。最後に私が送ったランチの候補日程に、2人から返事はありません。ヒヤリとしながら、私はスタンプを送って、「どうかな?」とメッセージを送ってみました。

 ほどなく希さんからいくつか日程が送られてきたのでホッとしました。ところが紀恵さんからは「残念、どの日もシフト入ってる、ちょっと待ってね」と返事があり、またまたペンディングに。このときも最後のLINEを記したのは私でした。

 一度思い込むと、どんどん悪い方へと気持ちが傾いていきます。私はしばらく流し見していた、2人のインスタグラムを確認してみました。わが家が参加できなかった約1年の間に、2家族は新たな思い出をたくさん作っていました。