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15位「おしん」(NHK・1983年)

 15位はNHK連続テレビ小説「おしん」。ビデオリサーチの調査開始以来、テレビドラマで史上最高視聴率となる62.9%を記録した伝説の「朝ドラ」です。小林綾子、田中裕子、乙羽信子の3人が1人の女性の一生を演じる壮大な物語は日本以外の68か国でも放送されるなど世界でも根強い人気を得ています。なかでも、おしんが筏に乗って奉公先へ行くシーンは、後に語り継がれる名シーンとなりました。

「おしん」主演の小林綾子は2019年の朝ドラ「なつぞら」への出演でも話題に ©︎文藝春秋

「あれだけの長い期間をドラマにしたのが凄い」(64・男)

「子役の子が、お風呂にも入らず演技に没頭しシラミがわいたというエピソードに圧倒された」(46・女)

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「史実に基づくリアリティがあることと、主演女優の確かな演技力。戦後生まれの世代(1960年代生まれ)では知ることができなかった女性の生き方の確立という面でも、ドラマとしてこれ以上にない描き方がされていると思う」(54・女)

「昭和の時代にも、田舎では嫁姑問題でドラマと似たようなことがあったと思う。今では考えられないことが日常の時代。今の豊かな生活を享受している若者にぜひ見てもらいたいと思う」(79・男)

「おしん」(左から脚本の橋田壽賀子、小林綾子、乙羽信子、田中裕子) ©︎共同通信社

「おしんの苦労に涙が止まらなかった。それでも頑張るおしんにエールを送り続けて見た。人生の参考になる素晴らしいドラマだった」(60・男)

「小林綾子さんのおしんはハマリ役だったと思う。他の人ではあの視聴率は出せなかった。内容はともかく、母親役の泉ピン子さん、父親役の伊東四朗さん、大奥様役の長岡輝子さんのたたずまいや演技が素晴らしく、入り込んで観ていました」(60・女)

「日本人の精神性を良く描いている」(71・男)

「人間の性善説を信じている橋田壽賀子さんの信念が随所にちりばめられていました」(67・男)

「世界に日本ファンを増やしたドラマ」(63・男)