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将棋名人戦開催の舞台裏──「コロナの影響は?」「開催地はどうやって決めてるの?」朝日新聞社の”中の人”にタイトル戦運営の裏側を聞いてみた

──桑高さんに初めてお目にかかったのは、岐阜市で行われた第75期名人戦の第4局でした。佐藤天彦名人に稲葉陽挑戦者というカードで、20代同士の名人戦は21年ぶりと非常に話題になったシリーズです。

桑高:
 そうでしたね。

※朝日新聞デジタル「将棋名人戦第4局、岐阜で16日から」2017年5月15日掲載。

──私は取材の申請をさせていただき、前夜祭から3日間、取材本部に詰めていたんですが……朝日新聞将棋取材班の記者の方々が猛烈な勢いで記事を書いている後ろのほうで、ドッシリと控えているのが桑高さんでした。そのとき、名刺交換させていただいたんですが、肩書きが『記者』じゃなくて。それで気になっていたんです。

取材本部の様子。

桑高:
 私の肩書きは『企画事業本部 企画推進部 囲碁・将棋担当次長』です。以前は囲碁・将棋チームリーダーという肩書きでしたが、まあ部長の下の……副部長みたいな感じでしょうか。

──この『企画事業本部』というのは、どういうことをなさる部署なんでしょうか?

桑高:
 新聞社は、新聞を出すこと以外で新聞発行に最も近い仕事だと、デジタルのニュースサイトを運営しています。でも企画事業本部は、いろんなことをやっていて……大きな仕事だと、展覧会ですとか。

──展覧会! 確かに『主催○○新聞社』とか書いてあるイメージです。

桑高:
 いくつかある主催の一つに朝日新聞が入っていたりする感じですね。あと、変わったところだとショップサイトを運営していたり……。

──あっ! マスク売ってましたよね!?

桑高:
 はい。そうです。あれで有名になりましたよね。

(画像は「朝日新聞SHOP / 洗える立体ガーゼマスク2枚セット」より)

──新聞を売ったりする以外でも収益を得ているのは意外でしたが……よく考えてみれば囲碁将棋のイベントもそうですしね。

桑高:
 他にもスポーツジムをやったり、住宅展示場をやったり……そういった業務の中の一つに、囲碁将棋のイベント運営があるわけです。

──囲碁将棋のイベントのお仕事というのは、具体的にどんなものになるのでしょう?