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将棋名人戦開催の舞台裏──「コロナの影響は?」「開催地はどうやって決めてるの?」朝日新聞社の”中の人”にタイトル戦運営の裏側を聞いてみた

──ありがとうございます! 今期の名人戦でも、桑高さんのイラストが登場することはあるんでしょうか?

村瀬:
 ある……と、思います!

開催地選定の決め手は『地元の熱意』です!

──そうそう、目が肥えているといえば、料理のことなんですけど。

桑高:
 はい?

──前夜祭とかで、将棋にちなんだ料理が出たりするじゃないですか。たとえば十八楼の時は、駒の形をしたクッキーがあったり。

桑高:
 ああ、はい。

 

──宿の料理人の方って、普段は将棋に関わっておられないことがほとんどだと思うんですよ。そういう場合って、相談を受けたりするんですか?

桑高:
 たまに……本当にたまになんですけど、盤面をかたどったケーキを作ったりするときに、『駒の配置はどんな感じがいいですか?』という相談を受けることはあります。

──なるほど。将棋ファンはそういうところ、厳しいですからね。漫画でもそのへんは苦労が……(苦笑)。

桑高:
 ただ、こちらとしてはご当地のものをPRしていただきたいという気持ちがあるんです。だから無理して将棋や囲碁に寄せなくてもかまわないですよ、というアドバイスをさせていただくこともあります。

──中継ブログなどで写真を載せるときも、ご当地のもののほうがいい場合もありますもんね。将棋ファンは将棋に関するものは見飽きてるので。

桑高:
 そうなんですよ。そこでしか食べられないものってあるじゃないですか。そういうものをご用意いただくことで、将棋ファンも喜びますし、現地の方々の『これを食べてほしかった!』という気持ちにも応えられますし。

──あの、これは答えづらいことかもしれないんですが……開催地を公募するとなると、対局者によって『うちがやりたい!』というのも大きく変わってくるものなんですか?

桑高:
 公募するタイミングって、対局者がまだ決まっていない時なんですよ。名人は決まっていても、挑戦者はだいたい決まってない。

──ああ、そうか……。