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桑高:
 朝日新聞が主催しているものですと、将棋のプロ棋戦なら名人戦。これは毎日新聞社さんと一緒にやらせていただいてます。あとは朝日杯将棋オープン戦ですね。囲碁のプロは名人戦。それからアマチュアだと──

──あっ、そうか。アマの大会もあるんだ。

桑高:
 朝日アマ名人戦ですね。それこそ、白鳥先生がよくご存知な加藤さんが……。

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──2006年と7年に朝日アマ名人を連覇した、加藤幸男くんですね。同級生がお世話になりました(笑)。

桑高:
 いえいえ。ふふふ。

──そういった将棋のイベントで、桑高さんがどんなことをなさっておられるか、もう少し詳しくうかがってもよろしいですか?

桑高:
 ロジ【※】というか……どこで対局するかを決めたり、宿泊場所を決めたり。イベントの運営をしています。

※ロジ……ロジスティック。物流や輸送などの意味。

──会場となる旅館などの人と直接やりとりをなさる?

桑高:
 そうですね。下見に行って、『この部屋はこういう設備があるから、じゃあここでこういうことをしよう』……みたいな。

──大盤解説や立会人として来場するプロ棋士の選定などもなさるんですか?

桑高:
 提案としては挙げたりもします。ただそれは編集の……弊社では『文化くらし報道部』と呼ぶんですが、そこの人間と決めたりですとか。

──あ、そこは相談なさるんですね。

桑高:
 相談したり、あとはもう実行委員会で決めたりですね。

──実行委員会! よく耳にする言葉ですが、具体的にどういうものかは実はよくわかっていません(笑)。

桑高:
 将棋の名人戦なら朝日・毎日の事業担当と、あと将棋連盟さんですね。

──そこに桑高さんも名を連ねておられると。

桑高:
 そうです。

──あのぉ……下世話な興味でホント申し訳ないんですが、賞金額とかってどうやって決めてるのかなぁ……と。

桑高:
 あー……賞金額っていうのは、契約の中の話なんです。新聞社は将棋連盟さんと契約を結ぶときに『これだけの金額で棋戦をやってください』とお願いして、それで対局料とか賞金が決まってくるので──