「同世代の共演者の人がいたら、サウナ行ってるかまず聞きます」
五箇 磯村君は、どんなふうに俳優仲間を引き入れてるの? 伝道師として。
磯村 伝道師ではないですよ(笑)。でも、まあ、同世代の共演者の人がいたら、サウナ行ってるかどうかはまず聞きますよね。
五箇 まず聞くんだ(笑)。
磯村 それで、サウナが好きだったらとことんサウナの話ができるので、すごく仲良くなるし、知らなかったらサウナの魅力を押し付けがましくない程度に伝えて、興味を持ってもらえれば一緒に行く、ということですかね、やってるとしたら。
五箇 それを伝道師という。
全員 あはははは(笑)。
原田 それでどういう人たちをサウナに引き入れたの?
磯村 鈴木伸之、杉野遥亮とか。サウナ好きになってくれましたね。
五箇 北村匠海君もそうなんでしょ?
磯村 匠海は元から大好きで。サウナ歴は僕より先輩です。仲野太賀なんですよ、匠海の師匠は。
全員 へえ~!
磯村 太賀はサウナがめっちゃ好き。超大好き。
原田 そうなんだあ!
五箇 お父さん(中野英雄)も好きそう。2月の特番の「サウナ錦糸町」にいそうなイメージ(笑)。
原田 しかし、若手俳優のサウナネットワーク、蒸し男くんがその一翼を担ってるんだ。すごいなあ。
磯村 最近は先輩にも聞くようにしていて。柳楽優弥さんにもおすすめしたんですけど、全然ハマってくれなかったです。
全員 あはははは(笑)。
「思考の世界から感覚の世界へ」
原田 何て言って誘うの?
磯村 「とにかく気持ちいいよ」って。「感じたことない世界に行けるよ」って。そういうギリギリワードを言うと「それは面白そう」って乗ってきてくれるんです。
原田 蒸し男くんの台詞で、「思考の世界から感覚の世界へ」っていうのあったじゃない。
磯村 ありましたね。
原田 そういうことなんだよね。
三宅 でもまあ、手っ取り早いのは「聖書」を読ませることですよ。カツキさんの『マンガ サ道』を。
五箇 三宅さんは自分で買って配ってますよね。
三宅 配ってます。
原田 それ効くんだよね。実は僕もそれを真似て、福ちゃん(チュートリアル・福田充徳)にあげたの、全巻。そしたら福ちゃんは、「ありがとうございます」って言って、その後、読んだか読んでないか聞いてなかったのね。そしたらある日、サウナに行ったときだったかな、髪の毛乾かしてたら隣のお客さんが、「この前福田さんが、ミナミのサウナでととのってましたよ」って教えてくれて。それで聞いたの、福ちゃんに。「サウナ入ってるみたいだね」って。それで「ああ」って。
全員 あはははは(笑)。
(撮影:釜谷洋史/文藝春秋)
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