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支えになった『サウナシュラン』
「実は3年前の火事になった翌日、印象的な出来事があったんです。2018年の11月10日に火事になったんだけど、明けて11日、まだ煙がくすぶる灰の山の前で、私は消防の現場検証を受けていました。そこに1通の郵便が届いたんです。何かなと思って封を開けると、奇しくもそれはサウナシュランの第11位の表彰状でした。表彰していただいた施設はもう目の前には存在しない…。嬉しさと悔しさと色んな感情がこみあげてきて、私はそれを手にしばらく呆然と目の前の状況を見ていました。
そうしたら、段々と『なにくそ！』という気持ちが湧いてきたんです。今回は11位だったけど、次は全国で3本の指に入る施設になってやろうじゃないかって。サウナシュランで表彰されたことはとても励みになりましたし、本当に嬉しかったです。感謝しています」
ロシアから娘とともに来日して四半世紀。アルビナは宗像にロシア村を作るのが夢だと語る。
「日本に来て26年間、いろいろなことがありました。貿易から始まって、IZBAを始めて火事になって、また復活して。娘も孫もいるから、日本はもう自分の家。私、日本もロシアも好きなので、彼らに何かを残したいんですね。そういう意味でもロシアの文化を、どうしても日本で広めたい。
だから小さくてもいいから、ロシア村を作りたいと思っています。私が生活できる範囲でゆっくり作っていこうかなって。コロナが落ち着いたら、ロシアからいろんな人を呼んだり、あれをしたい、これをしたいってなって、アイデアで頭が一杯になっているんです（笑）。それが今のモチベーションです」
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
