筆者の子供がゲームを遊ぶようになり、そのうち『Roblox』に興味を持つようになっていた。

『Roblox』は月間アクティブユーザー数が3億8000万人を超える超人気のオンラインプラットフォーム。ユーザーがゲームを作成、共有し、また、他ユーザーが作成したゲームをプレイできるシステムだ。日本でも徐々に知名度が上がっており、メタバース(仮想空間)としてよく知られているだろう。

世界で大人気のメタバース『Roblox』。「ゲーム版YouTube」とも言われるそうで、その中身はなかなかカオスだ。画像は『Roblox』公式サイトより

『ドラえもん』や『ワンピース』、ヒカキンも参戦するメタバース

 北米・欧州・ブラジル・フィリピンなどで人気があり、日本でも各企業が参入をはじめている。アーティストのライブイベントが開催されたり、『ドラえもん』や『ワンピース』といったタイトルが公式に作品を提供。人気YouTuberのヒカキンもオフィシャルのワールドを持っているほどだ。

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TBSも『Roblox』に参入しており、『風雲!たけし城』を題材にした作品を配信している。画像はTBS公式サイトより

『Roblox』はゲーム制作の入口にもなっているし、インターネットへ慣れたりメディアリテラシーを高めるきっかけにもなりうる……という部分は確かにあり、これが『Roblox』の長所ではある。

 ただ、実際に子供と一緒に『Roblox』を遊ぶと親のほうが本当に疲弊するのである。あまりにもしんどいのでその愚痴をこぼしたところ、周囲のパパ・ママから共感の声が寄せられた。

 なぜ、『Roblox』は子供には「天国」なのに、親には「地獄」といえるのか?