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小和田雅子さん「殿下のことをお幸せにして差し上げたい」
「皇太子殿下の真摯な誠実なお言葉をいただいてそのお気持ちを私として大変幸せに思うことができましたので、私にできることでしたら殿下のことをお幸せにして差し上げたいと思った次第です」
徳仁皇太子は、よくあるプロポーズや花嫁の父への台詞のように「必ず幸せにします」などと大きなことは言わなかったようだ。その代わりに、自分の境遇で相手を幸せにできるかどうかという「自信のなさ」を、正直に口にした。
「小和田雅子さん」はそこに「誠実さ」を感じたのだろう。私にはその気持ちがよく分かるような気がする。
「大きな言葉で自分を語ろうとはしない」
徳仁天皇のライフワークとも言える「水に関する問題」の研究を支える関係者からも、似たような話を聞いたことがある。徳仁天皇が水の問題に関心を持ったきっかけは、27歳の時、ネパールで水汲みに列をなす女性や子どもたちの姿を見たことだったというのが定説になっているが、本人は決してそのような言い方をしないのだという。「普通なら、あれが私の原点でした、などと言ってしまいそうなものだが、決してそういう大きなことを言おうとしない。大きな言葉で自分を語ろうとはしない」。
それが、この関係者が感じた徳仁天皇の人間性だったという。
