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増上寺でもう一つの遺体も発見されたことから、警察は余罪も厳しく追及する。小平は、この別の遺体については関与を否定したものの、これまで未解決となっていた一連の強姦殺人について徐々に話し始め、己の犯行を自慢げに語った。
自慢げに語った「犯行方法」
――狙った女は一人として失敗したことがない。女はきちんとした身なりと優しい口を聞けば、たいてい信用するもので、皆やすやすと付いてきた。そして犯し、殺す。女の顔面を殴り、黙らせる。頸部を絞める。右手を前に、左手を後にして、両手で女の体を少し上に持ち上げる。2、3分待つ。
女が鼻水を垂らし、糞尿を垂れ流す。そうして仮死状態にしてから犯す。あえて目を覚ますまで待つときもある。失禁に気づいた女に服を脱ぐように命じ、肉体に付着した糞尿を拭き取ってやる。抵抗などない。言いなりだった。女の両足を開かせて、その中心部に男根を突き刺し、犯す。“その瞬間”がなんともいえない。
殺しが目的ではない。殺すこと自体に興味はないし、殺す瞬間は厭いやなものだ。ただ犯りたいだけなのだ。性欲がむらむらと湧いてきて、おさまりがつかなくなるだけのことである。しかし、殺してから犯すこともある。
その瞬間は女性の生死にかかわらずやって来る。その瞬間において「殺されてもいいと思う」し、「日本刀で後ろから首を斬られても構わない」くらいなんともいえない──