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岡田更生館に潜入取材
この後、取材敢行の知らせを聞いた毎日新聞岡山支局では、2人を無事に救出するための作戦会議が開かれる。
結果、岡山地検の川又検事正と岡山県警倉敷署の吉井署長らの協力を得られることになり、警察を通して岡田更生館に潜入する段取りが整えられていく。
ちなみに、川又検事正は当初、岡田更生館が模範施設だと認識していたが、向井カメラマンが撮影した証拠写真を目にすると一変し、潜入取材を支援することになったそうだ。
さらに、大森はこのとき大阪本社から岡山支局を訪れていた新野記者に事情を説明し、協力を乞う。
具体的には、潜入決行日の夕方に、模範施設の紹介記事を書くための取材を装い、傘を持って岡田更生館を訪問。館内を視察しつつ新入りの浮浪者として入所している彼を呼び出し対面する。
この時点で、自分は施設の実態を把握しているはずなので、クロだった場合は額に手を当て、シロだった際は顎をさする。
その合図が確認できたら、傘で床をついて反応し、すぐに施設を出て支局に電話をかけて実情を知らせてほしいというものだ。話を聞いた新野はこれを承諾。いよいよ潜入取材が決行されることになる。