後悔の1つ目…痛がるマッサージをやめずに続けてしまった
――佑太さんは以前、SNSで「自宅で過ごした時間の中で3つの後悔がある」と綴っていましたよね。そのことについても伺わせてください。
佑太 1つは、足つぼマッサージを痛がった時に、すぐに止めなかったことです。自宅に戻った後、2日に1回のペースで、知人から紹介された足つぼの先生に、一馬のマッサージをお願いしていたんです。
最初は「病院では頼めなかった東洋医学で、少しでも痛みが和らいだらいい」って気持ちからでした。施術した後は、一馬の体調が良くなったり、ご飯をよく食べられたりしました。
3回目の日、その先生が「みんなはもう一馬くんが死んじゃうと思ってるけど、僕はまだ治せると思ってます」と言って泣かれたんです。その時、僕はかすかな希望を持ってしまいました。「もしかしたらこの治療で、白血病が治るかもしれない」って。
けど、その日のマッサージは、一馬がとても痛がりました。すでに尿も出なくなってきており、痛み止めも相当強くしないと痛みが収まらなくなっていました。何をするにもつらい状況だったんだと思います。
当初から「痛がったらやめよう」と決めていたものの、その日は一馬に我慢してもらい、ひっこめようとする足を押さえつけながら、20分の施術をしてもらいました。一馬は「お願いします、やめてください」と泣いていました。後になって、「痛がることをさせてしまった」と、すごく後悔しました。
――その時、麻純さんはどうなさっていたんですか?
麻純 私、その一連の記憶があんまりなくて。一馬の足を抑えてる時に真横にいたはずなのに。
――自分の記憶を消してしまうくらい、苦しい思いをしていたのかもしれません。
麻純 そうかもしれないです。他の出来事もなんですが、当時のことをあまり覚えていないんです。本能的に記憶に蓋をしているというか……。それぐらいの張り詰めた思いがあったんだと思います。



