止まらない脱毛――落ち武者のような姿に

 何も話してない私の前でパソコンを打ちまくる音と声が、夜もずっと耳から離れませんでした。あまりのストレスのため、後半はどんどん脱毛になってしまい、鳥取刑務所に移送されるころには落武者状態になってしまいました。

 私は、鳥取刑務所に移送されてから3か月近く食事をほとんど口にできませんでした。取り調べ中に「刑務所の食事は動物(※手記では伏字)のエサにもならんようなものを使ってるんだぞ」と言われ続け、この食事はダメなんだと思い込んでしまっていたのです。一生懸命担当の女性刑務官の方を始めとして、他の刑務官の方も食事や運動をススメて下さるのにもかかわらず、私は口にすることができませんでした。

 でも、鳥取刑務所で初めて出された食事はいまも覚えています。午後に鳥取刑務所に到着し、(夕)からの食事でしたが、この日はひら天2枚、小松菜と油あげの煮びたしとすまし汁とヤクルト1本と麦ごはんでした。この日から3か月近く食事を口にしないので、何度も倒れ、また、熱中症でも倒れ、私は医務室に連日運ばれていました。カレンダー2か月分は軽くこえてしまうと思います。

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 刑務官の方々の良心的な対応と弁護人の助言で、少しずつ食べれるようになったのですが、留置所は冷たい弁当に対し拘置所は温かい食事が出るのを少しずつ知り、また、TVや本などで見てきた刑務官の方々とはまったく違っているのに、正直びっくりしたのですが、私は、鳥取刑務所では女区で、3回担当刑務官が変わりましたが、3人とも、とてもいい刑務官の先生ばかりでしたし、私はあだ名を付けて呼んでいたのですが、とても良心的な方々でしたし、他の男性刑務官の方々も良心的でした。高圧的な刑務官の人は、私は本当にほとんど見たことがありません。