「広間、クーラーを効かせてありますからね」
このご時世、電気代だって決して安くありません。それでも、僕たちのために、そんな気遣いをしてくださる。その優しさが、胸に深く染みました。
布施弁天の広間は、今では障害のある方々のケアや交流の場として、大切な居場所の一つになっています。
NPO法人を立ち上げる
2024年の年末ぐらいから、僕は一気に忙しくなってしまいました。
なぜかというと、ヘリオスを法人化することになったからです。
NPOとNPO法人、このふたつが別のものであることは先ほど少しだけ触れました。それでも「同じじゃないの?」という人もいるのではないかと思います。何を隠そう、僕自身もそうでした。
二つの違いを簡単に説明すると、法人格があるかどうかです。
NPOは誰でも名乗ることができますが、NPO法人になるには法律で決められた条件を満たした上で、しかるべき審査を受ける必要があります。
法人化すると、団体の銀行口座を法人名義で開設できたり、社会的な信用度が上がったり、自治体の委託事業や民間の助成金に応募できたりするなど、様々なメリットがある一方で、事業報告書を毎年提出しなければならない、法人税がかかるといったデメリットもあります。
僕にはその違いがまったくわかっていなかったのですが、ちょっとした書き間違いが原因で、法人化を目指すことになってしまいました。
NPO(まだ法人ではない)ヘリオスを立ち上げてしばらくしたとき、布施弁天で記帳をする機会がありました。そのとき、僕はつい間違えて「NPO法人ヘリオス」と書いてしまいました。
そのあと、僕の記帳を見たご住職の奥さんが「佐藤さんがNPO法人を立ち上げたんだって」と喜んでいたと聞きました。こうなると後には引けません。何もわからない状態でしたが、ヘリオスをNPO法人にしようと思ったのです。